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更新日2009/6/5

これだけおさえておけば音は奇麗に出ます。

  1.  バイオリンを構えるフォームは毎回チェックしたほうが上達の近道。
  2.  弓の持ち方とボウイングは意識次第で変えられる。
  3.  充実した音を出すためのちょっとしたコツ。  
  4.  肩凝りませんか?バイオリンには脱力が最重要課題です。
  5.  左手の親指ってどう置くの?  
  6.  フィンガリングのちょっとしたコツ。 
  7.  レイトスターターでも的確な音階は弾けるの?
  8.  フィンガリングの指が音程のスポットに届かない??
  9.  ビブラートがかからない。 
  10.  ボウイングと指を置くタイミングが合わない。
  11.  ペグを回してのチューニングがうまく出来ない
  12.  シフテイングが上手く出来ない。
  13.  毎日3〜4時間も練習しないと上達しないの?
  14.  弦の交換方法
  15.  駒のチェックはこまめに。
  16.  分数楽器について。
  17.  バイオリン買い替え時に留意すること。
  18.  良い弓と不都合な弓。
  19.  高額なイタリアバイオリンを使わないと上達しないの?
  20.  バイオリンのメンテナンスって何?

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    1.バイオリンを構えるフォームは毎回チェックした方が上達の早道

   毎回?なんて驚く方も多いかも知れませんが、フォームは一度身に付いたらなかなか
  直そうと思っても難しいものです。自分にとってひきやすいフォームが必ずしもずっとそ
  の先も引きやすいフォームなのかというとそうとは限らないからです。

   うちの娘もそうでしたが3rdポジションまでは難なくこなせていたスケールが5thポジショ
  以降かなり指を酷使しているのが素人の私にも分かりました。ちょうどその時に転居に伴
  先生が変わり、その先生にも指摘されたので、先生にお願いしてフォームを徹底的に直
  すことにしました。

   とはいってもそのフォームで5年以上も弾いて来ているので簡単には直りません。親が
  付きっきりで指摘するのも嫌がる年代でもありますし。小さいうちは親が付いて家で練習
  するのであればフォームが崩れてきたら一度楽器を置いて再度持ち直すのが良いでしょ
  う。そうでない場合は、まずはチューニングが済んだら開放弦を鳴らすときに姿見(鏡)で
  バイオリンを構える姿を自分でチェックして見てください。そして1〜2分はそのまま、スケー
  ルを弾くご自分の姿を姿見でチェックして下さい。そして後は適宜ちらっと姿見を目にする
  といいでしょう。これは実は私が自身のレッスンの時に先生に頂いたアドバイスなんでよ。

   今うちの娘はこうして自分でフォームのチェックをしています。不思議とフォームが正しい
  しいと左手の平や指緊張が解けてフィンガリングもボウイングも自由性が増して音が格段
  に響きを増しました。

    2.弓の持ち方やボウイングは意識次第で変えられる。

   弓の持ち方は小さいうちは弓の竿とフロッグを右手で包んでもつように指導される方も
  多いかと思います。実はそれはなかなか効果的で私も始めてしばらくはボウイングの時に
  右指や腕に力が入ってしまっているな、と感じたら一度幼児が指導されるように持って開
  放弦を鳴らして、指の緊張が取れてから再度基本の先生に教えられた持ち方をするよう
  にしていました。

  基本の持ち方は先生から教えられた通りがいいですよ。持ち方にも流派があるようでどち
  ら(フランス=ベルギー派とかロシア派)でも長所も短所もあるでしょうから先生が教えてく
  ださる右手の形をよく覚えることから始めるのが基本だと思います。まあ、形は弓を深く持
  つ「コンコン狐さん型」か「つまんで持つ型」どちらかだと思いますが。

  少し慣れてくると、右手の親指の元の関節が手の平にむかってクッと力を込めて入り込ん
  でしまっている方がいます。これでは自由なボウイングができない原因になっているので
  あくまでも親指は卵をもつ時のように少しだけ中を向くように丸くなっていた方が良いで
  す。これは娘の時に指摘された事で幼稚園年長で指摘されてようやく最近なおって来たよ
  うです。

  また、ボウイングを続けているとどうしても持っている手が先弓に向かってずれていって
  しまう方もよく見かけます。これではコンチェルトなど長い曲を弾く時にボウイングのコント
  ロールができなくなるとても困ります。

  これも意識してずれてきたなと感じたら親指に力が入りすぎてないか、小指は適度な位置
  にあるかなどチェックをして自分の欠点を意識すれば少しずつ直っていきます。なんせ力
  入りやすい方は一度弓を置いててをぶらぶらさせて脱力を感じたほうがいいと思います。

  そして、ボウイングフォームも鏡を時々ちらっと見て腕の向き、手首の形、そしてなんとい
  っても肘の高さのチェックはした方がいいですね。これは次章に出てくる圧力のかけ方と
  とても密接な関係をもつからです。

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      3.充実した音を出すためのちょっとしたコツ

    音を出す際のコツなんてちょっとおこがましいかも知れませんが、初心者の方にはち
  ょっとだけ私が先生から教えていただいたコツをお教えいたします。もちろん呼吸を楽にし
  てボウイングに合わせて呼吸を吐いたり吸ったり。これはどなたでも習うことだと思いま
  す。でも何人かの先生が娘に教えていただいた中でたったお一人の先生が「なるほど〜」
  って思う、うまい言葉を教えて下さいました。呼吸に合わせて自然なボウイングができるま
  では
できれば全弦の開放弦だけを弾くようにした方が良い、という事。そしてしばらくして
  慣れてきたら「弓を持つ手の脱力ができない原因に指や手で圧力をかけようと右手が要
  らぬ操作を始めるから圧力をかけるという意識を捨てる事。」っていう???っていう意味
  が最初良くわからないような説明をして下さいました。じゃあ、どうするか。

  「目を閉じて」から「右手には弓を持っているのではなくてバナナのような形のもの、もしく
  はアラジンと魔法のランプに出てくるようなサーベルを右手に持っていると自己暗示に掛
  ける。」と言うものでした。そうすると弓は自然とボウウイングに伴いしなってくれるのです。
  本当に不必要な力がかからないのでとても充実した音が出るようになるのです。
  これは本当に目から鱗の指導方法でした。また音の充実度も素晴らしく、本当に驚きま
  したお試しください。弓のまっすぐな形状に騙されちゃダメですよ。^^!

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4. 肩凝りませんか?バイオリンには脱力が最重要課題です。

    バイオリンを最初あごの下に挟んで「手を離してご覧なさい」って言われた時は「とんで
  もない!!」って思いませんでしたか?でもこれはレイトスターターの方特有のようです。
  幼少の時から始めている子供はこの点はあっさりとクリアー。

  どちらかといえば私の方が脱力には手間取ったかも知れません。肩と言わず、手首、指
  の関節とにかく毎回先生のところでも家でもたかが1時間のレッスンや練習のあとはバブ
  でも入れたお風呂に浸かりたい、それほどにこりこりに凝り固まってしまっていました。

  ちょうどバイオリンを習い始めて1年目くらいの時に先生から「力が入ってると思ったら、
  一度楽器を思い切っておろして少し休みましょう。」と言われました。そして「うまく弾けない
  と、どんどん力が入っていってしまうので休んでる間にストレッチでもしてください。そして
  もう一度脱力を再認識するのです。これは大人だからこそ頭で「脱力」を認識できるので
  すよ。」とも。

  レイトスターターの皆さんは体で体得する幼児や 子どもと違って実は頭で理論的に理解
  ができるのでお得なんですよ。「脱力」ひとつとっても自分なりの「脱力の経験」から応用す
  る事が出来るんです。肩凝りを感じたり体に痛みを感じたらどこかに無駄な・無理な力が
  入ってるという事です。

  職業のバイオリン弾きの方のように1日何時間も弾く肩の肩凝りはまた別でしょうけど。
  プロでも筋肉が凝り固まってしまわないようにストレッチをする方も多いようです。
  イエフテイー・メニューインの著書の中でもストレッチの効用が書かれています。ストレッチ
  はバイオリンが効率的に弾けるための準備体操かも知れませんね。

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5.左手の親指はどう置くの?

    親指の置く位置はもちろん基本の第一ポジションの1の指のネックをはさんで向かい
  側に親指を置く
というのは基本ですが、そうではなくて少しテクニックがついて来て4の指を
  伸ばして一つ次の音をとったりする時の事です。

  ただ普通に第一ポジションをとる時でも右手の指に力が入っている時には弓を持つ手の
  親指同様に親指の付け根の関節がバイオリンの下に逆関節のような恰好で入り込んで
  いる人が案外多いものです。私は娘がその傾向にあったので先生にご相談しましたら、
  時間をかけてチェックをして下さいまして、「親指の頭がほんの少し(5mm程度)指板から
  上に出るように持って、左手の親指の腹がちょうど指板の淵にかかる様に持てば親指の
  関節は二つとも逆に入り込んだり反ってしまったりすることもないですよ。」と指導を受けま
  した。

  それでも人によってはG線を弾く時に親指が動いてしまって指板の目印が無くなっ
  てしまう方は親指の付け根の関節を起点にペグ側に扇型を描くように親指の頭を移動す 
  れば親指の付け根は位置の移動をしないので親指がどこに戻ればよいかが分かるので
  良いとも教わりました。ポジショ二ングによる親指の移動は基本的には5th.ポジションから
  上以外は基本の形に則るのが一番無理がないという事を聞きます。5th.ポジションから上
  に上がれば上がるほど親指はボタンの底辺をこするように沿って自分からみたバイオリン
  の外側の方に移動していきます。

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6.フィンガリングのちょっとしたコツ

     レイトスターターの方が一番に感じるのは音を出すタイミングとフィンがリングが上手
  く合わないという事ではないでしょうか。「ンパッ!ンパッ!・・・」って聞こえちゃうんですよ
  ね。これは自分の呼吸に合わせてまずゆっくりとした4部音符から音階を弾いて行くんです
  がその時にきちんとボウイングが自分の呼吸のタイミングに合っているかをチェックしま
  す。

  そして肝心のフィンガリングはゆっくりとした4部音符ならなおさらですが、そろりそろりと指
  を下ろすのではなくて、ゆっくりだからこそちょっとやりずらいかも知れませんが。指の付
  け根の関節からハンマーを振り下ろすようにポン!ポン!ってオンビートで下していきま
  す。最初は60くらいの速さでメトロノームを使ってみるとこの練習の難しいことがわかりま
  す。なんせ指を下ろす速度は速いので60よりもどんどん速くなっていってしまうのですね。
    丁度テーブルに指を「トントン」と小気味よく響かして打ちおろすような感じです。その時に
  爪がテーブルに当たるようでは爪が伸びすぎているかはたまた抑える場所が爪に近過ぎ
  ている可能性があるのでチェックにもなると思いますよ。
   

  そしてフィンガリングした時に指が当たった瞬間に抑えた音がボウイングなしに小さく聞
  こえるというのが理想です。ギターのテクニックでプリング・オンというのがありますが、
  丁度そんな感じです。それがフィンガリングの基本だそうです。

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7.レイトスターターでも的確な音階は弾けるの?

    私は発表会によく足を運びます。ご招待して下さる方が多いのでそれならば!と喜ん
  で聞かせてもらいに出かけます。ただ残念な事に緊張しているというのもあるのでしょうが
  ほとんどの方が音程がちぐはぐです。

  子どもさんでもほとんどの子が音程が悪い為に一生懸命練習したであろうにかわいそうに
  と、気の毒になることが多いのです。

  的確な音階と書きましたが、では何が適格と呼ばれる音階なのでしょうか?これには難し
  い理論が必要になるので、そこまでは私も必要ないかな、と思うので。ここでは「音を知り
  ましょう」という提案をいたします。まず、音階ですがこれは先生にも協力をしていただい 
  て、長音階スケール(メジャースケール)とクロマティックスケール(半音階)を現在のご自
  分の弾いている曲の調で弾いて貰って録音させてもらうのが一番ですね。

  私は娘の時にこれを実践しました。
  娘の
音程は先生の音程なので完璧にコピーしたものです。私も便乗でそれを何度も聞くう
  ちに相対音感が2か月くらいで身に付きました。

  娘はピアノの絶対音感は4歳の頃からあったのですが、バイオリンの絶対音感はかえって
  それが邪魔になったのでしょうか、曲を先生と合わせてぶれる事無く弾けるようになるまで
  に1年はかかりましたね。

  今は娘はヨーロッパに10年ほど音楽留学していた中国の先生に習っていますが、彼女の
  音程はほんのちょっとずつどの音も高めなので娘は「自分の音に対して少し高めに弾く」
  と意識しているようです。それでも小さい頃から弾いてきた音程は中々抜けず、ちょっとリ
  ラックスして弾いてるなと思うといつもの音程になり、先生から「暗い感じのスケールになっ
  てますよ。」と注意を受けるのが常なのですが。音感というのはそういう物のようです。

  先生に頼むのが気に弾けるという方は簡単な曲(「蝶ちょう」でも「ぶんぶんぶん蜂が飛
  ぶ」など)CDで聞いてそれを丸々1曲コピーしていけばいいのですよ。なぜ簡単な曲かと言
  えばバロックなど西洋の曲は日本でよく使う基準の音A=442とは限らないからです。まず、
  言える事はバイオリンを弾くにあたっては相対音感さえあれば問題ないという事でしょう。
  子供のように将来音大に行くという場合は別にして初心者やレートスターターの皆さんは
  まず音を聞くことです。そうすれば大人でも相対音感は身に付くと言われています。諦めな
  いでがんばって下さい。発表会をメインに考えれば(A=442)平均律の音階を覚えるのもレ
   イトスターターの方にはいいかも知れません。

   なぜならピアノと綺麗にハモルには最低限平均率の音程を弾ければ問題ないからだから
 です。オーケストラに入って弾きたい方はバイオリンなりの音程を身に付けたほうがいいか
 も知れませんが。

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8.フィンガリングの指が音程のスポットに届かない

    これは案外ある悩みかも知れません。私にもこういう経験があります。そういう時に必
  ず指摘されるのが、「指の間がストレッチができていない。」という事でした。当たり前とい
  えば当たり前なんですけど。

  その時の私はファーストポジションのスケールを弾くのに1の指から順に下ろしていくと必
  ず4の指を下ろす時に柔軟性がないために1の指が釣りそうになってしまっていました。
  

  先生もなんでこんなに硬いのかしら?って毎回疑問に思っていたようである日いろんな角
  度から私の左手をチェックして下さいました。ちからを抜いてとにかく指を広げることに専
  念して・・・もちろん弓も持たないで、指板に弓を置いて行くだけの作業ですからそれほど
  難題でもありませんが、その時に4の指を下ろす瞬間に自分の頭に「4(小指)
は遠いから」
   と、とっさに考えている自分がいました。

  そうすると面白いもので体がその考えに反応するんですね。4の指を置くその一瞬に手首
  が「クイッ」っとペグ側にでてしまうのです。丁度こちらからみるとペグ側に頂点が来ている
  手首が「くの字」型になってしまっているというわけです。

  確かにこれでは4の指が届くわけはありません。遠くに手首が行ってしまっているのですか
  ら、小指はもっと遠い訳です。特にG線で顕著でした。

  なので先生のアドバイスを頂いて家で練習の時に気を付ける事に。

  まず1点は「音のスポットが遠いとは思わない事。そして苦手と思わない事。」この場合はG
  線が私は苦手という意識があったのでそういう意識をなくす事が大事だと言われました。

  そして2点目は音階を弾く時には「ゆっくりとしたテンポで音のつぼにたどり着くまで何度で
  も脱力を意識し指を置きなおして。」という事でした。音と音の間が一番広いのが1st.ポ
  ジションなので音階は意識してゆっくりとそして確実にそして1の指から4の指までを全てを
  置くことで(放してし まわないで)指の間のストッレチ性を高めるという事でした。ただしず
  っと練習中にそうはやってはいられませんから、あくまで音階の時だけという約束を先生と
  しました。これは効果てきめんでほどなく指の間が開くようになったと同時に「まむし指」も
  直ったのでした。

  指の間が広がるのとまむし指が直ったのとで和音を弾くのがとても楽になりました。

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9.ビブラートがかからない。

     これはバイオリン学習者には本当にいつでもついて回る困難な手技でしょうね。最近
  まで私も苦労していました。娘は最初先生から2度ほどビブラートのかけ方を教えていただ
  いたら3回目からは拙いながらもビブラートがかけられるようになっていました。

  先生の指導が良いというのと子供は視覚的な真似が得意というのもあるようですね。それ
  になんと言っても関節が柔らかいですから子供は。うらやましい限りです。

    とは言ってもビブラートがかからないと表現ができない曲もあるのでここはひとつがんばり
  ましょう。

  ビブラートは大きく分けて(本当に大きく分けてですよ)3つの掛け方があるようです。

  一つは左腕のちょうど肘の関節のえくぼのあたりを起点に動かす大きいビブラート。

  そして、手首を起点に早めにでも静かに掛けるビブラート。

  そして、一番厄介な手の平の頭脳線あたりを起点に掛ける指を小さく揺らすような儚い
  印象の小さいビブラート。

  初心者の方は私もそうですがまずは肘を起点に掛けるビブラートを練習すると楽しいかも
  知れません。

  娘の先生のお勧めの練習の仕方です。

  まずはバイオリンを左手で持たないでも安定すると顎の間に固定します。これは、左手の
  自由を確保するためです。私も娘も下に一応座布団を置いてペグに傷がつかないように
  タオルで巻いて壁といつも通りに顎に挟んで、固定する方法を取りました。そして、最初は
  まずは、腕を指板に置いた時に肘の起点丁度折れ曲がった所から5cm位上あたりに意識
  を集中させて大げさに指板に沿って2の指をペグ側へスライドさせて元の位置に戻る時は
  意識して指を指板の顔側に指を投げ出すようにします。その時は指には力を入れずに脱
  力したまま、肘からの勢いで指板の上をぶらぶら行き来する感じです。

  そしてそれに慣れてきたら指を一点に固定して揺らす練習をします。

  慣れてきたら少しずつ腕からの動きを少しずつ小さくしていきます。最終的には自分の右
  手で左手をつかんで腕の動きを軽く止めても中の骨が小さく前後に動いている感じです
  ね。手首を起点にするビブラートも手の平を起点にするビブラートも練習の基本は同じで
  すが指先の関節が柔らかくなって来ないとうまくかからないのでこれはもう少し先かもしれ
  ません。

  そしてあせらずにじっくりと最初は60くらいのゆっくりとしたテンポの四分音符に合わせて
  ビブラートをかける。そして次は同じ速さで八分音符で・・・そして16分音符で・・・三連符
  に合わせて・・・最終的には32分音符に合わせられればまずは良しといったところではな
  いでしょうか。こういう地道な練習がビブラートのコントロールにつながります。指は2や3が
  かけやすいので最初はかけ易い指から始めるとこつをつかみやすいかも知れませんよ。

  ビブラートをかける事はできるけど、思ったようにはできない、という人は左手のビブラート
  をかける指以外は思い切って指板に接触しないように意識します。そして人差し指以外の
  ビブラートでは人差し指を意識して立てて(ちょうど「1」を表すように)ビブラートをかけてみ
  てください。これは娘に今のバンコクで教えて頂いてる先生の助言です。これにより娘のビ
  ブラートには輝くようなダイナミックさが出てきました。

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  10. ボウイングと指を置くタイミングが合わない。

       6章の最初にも書きましたが音が「ンパッ!ンパッ!」って弾きたい音がダイレクト
  に出てこないでずれて聞こえるって事を注意された事はありませんか?

  これは特に指をシフトした直後に起こりやすいでしょかねえ。それと私は速いパッセージを
  弾くようになった最初の頃によく注意されました。結局はゆっくりの速度から少しずつ速さ
  を上げていくのが地道なようですが早道な気がします。このンパッ!の「ンではまだ指が
  下ろされていないのに弓だけが動きを始めてしまっている状態で、「パッ」指が指板に到着
  した状態といえばいいでしょうか。

  今娘が付いている先生はきちんと自分で拍を取るようにしつこいほどに言います。そして
  自分の呼吸と拍がきちんと1拍目なり、アクセントのところで合うように、と指導を受けま
  す。

  その拍のボウイングが変わる前の拍は4分音符ならそこだけ8分音符で数えます。「たとえ
  ば「1・2・3・4と」のように。で、その「と」で指を下ろすのか、「と」を言い終わった時に指を下
  ろすのかを曲の速さや楽譜の指示ではどうなっているのか・・・たとえば最後の音がスタッ
  カートなのかとか最後まで音を伸ばす事を指示しているのかで自分で考えて決めてしまい
  なさいと教えて下さいます。それでも合わないときはどのタイミングなのか拍を一緒にとり
  ながら教えて下さいます。意識するだけでも大違いですよ。

  基本的にはゆっくりな曲ではあまり起こらないので、早いパッセージではあせらずに指と
  弓のタイミングが合うまではゆっくりした拍をメトロノームでとってそれに合わせるのが良い
  ですよ。案外楽譜を暗記するくらいに弾き込んでいるうちに余計な一生懸命に楽譜を見た
  りと言った余分な作業がなくなる分指や呼吸ボウイングに集中・・・弾く事に集中できるの
  で指もボウイングもシンクロするようになりますよ。それも結構な速度で指も回っていたり
  するものです。

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11.ペグを回してのチューニングができない

     私はバイオリンを2丁持っていますが 一台は音は良いのですがどんなにペグの調
  整をしてもらってもどうしても1か月もするとどうしてもきつくなってしまい丁度いい所でペグ
  が止まらなくなるので先生の所では時間が限られているのでE線に付いているような
  アジャスターを4本全部に付けています。これで問題はなくなりました。ただ、アジャスター
  を全部に付けてチューニングをする場合は自分の顔側に駒が倒れやすいのでそれは毎
  回
 自分で気を付けてチェックしています。それと駒に弦が食い込んでみぞが深くなりやす
  いので食い込み防止の豚皮を駒にあらかじめ付けてもらっています。2Bの鉛筆で溝を
  なぞり、滑りやすくしている方もいます。

  反対にもう一本の109歳のおじいちゃんバイオリンはペグの調子が本当に良くて思った処
  で止まってくれるのであまりペグを見てもらう事もありませんが。こちらはペグでチューニン
  グをするので指板側に駒が倒れていきやすいので弾く前に必ずチェックをします。

  ペグによるチュー二ングは先生のチューニングを参考にされればいいかとは思いますが
  案外ペグを中にクッと押し込み加減で親指と人差し指や親指と中指の2本で挟んで回すと
  いう作業は指の力が要ります。なので元に戻りやすいD線やG線は弦を張る時にわざと
  ペグボックスに最後のひと巻きを接触させたりして戻りがないようにします。
  

  また、弦を張る時にお店に持って行って調弦しやすい状態にペグの角度を合わせ
  てもらうとかなり違います。ご自分で弦を張る方は時間をかけて(なんせ弦は伸びますか
  ら)ペグを回しやすい角度にする事を自分なりに研究してみると弦を取り換えひっかえしな
  い人ならそのうちどの程度最初に弦を引っ張って出しておけばペグがどの角度で止まると
  いう事がわかるようになると思います。

  アジャスターを使う場合はD線とG線はビオラ用のものを使ってもいいかも知れません。そ
  れでは大きすぎると思う方は前もってマイナスドライバーでアジャスターの弦をはさむ所を
  広げてからバイオリンに装着するといいですよ。くれぐれもバイオリンに装着してからドライ
  バーを使うなんて事は危険なのでやめて下さいね。

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12.シフティングがうまく出来ない。

       これはいろいろな状況が考えられますが、まず初心者の方は感に頼らず、視覚
  的にとらえるのも一つの手です。ゆっくりとした速度でシフティングを何度か繰り返し、それ
  を視覚的にとらえておくと自分で顔に近付け過ぎであるとか移動が足りない等なんとなくわ
  かってきます。特に2・3ポジションは移動の手掛かりが希薄なのでファーストポジションの
  指のあった
残像を残しつつ、移動に慣れるのもいいでしょう。

  それ でもできないと思う方はきっと指板をきつく握りしめているか、手が汗ばんでいるい
  て滑りが悪くなっているのかも知れません。練習なのですからリラックスして苦手意識を
  記憶のどこかに追いやって手を一度乾かして指の筋肉をほぐしてもう一度トライしてみて
  下さい。余談ですが同じようなフラットレスの三味線は指板を持つ左手には滑りをよくさせ
  る指すりという道具を装着します。相手が木なので手が湿っているとどうしても滑りは悪く
  なるので、思ったところまで移動できないという事もありますね。

  自分が何でシフトがうまくいかないかを考えて練習方法をもう一度考えるというのは案外
  近道だと思いますよ。

  5ポジションより上に行く場合のシフティングは親指をどこに置くかをようく先生の手を見て
  覚えるのも良いと思います。親指の向き、ボタンのどのあたりに親指が来ているかなどが
  ポイントですね。真似は上達の助けになります。だから子供は上達早いんだと思います。

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13. 毎日3〜4時間も練習しないと上達しないの?

       これは「イエス」とも言えますし「ノー」とも言えます。プロのなるおつもりがあれば
  もちろん確実に「イエス」でしょうけど。

  私は故メニューインが大好きで彼の著書も読みました。彼は神童と謳われて大人になって
  も精力的に演奏をし録音を残し、そして学校を設立して後輩の育成に心血を注いだ人で
  す。

  そんな彼にも不遇な時代が多々ありました。大人になってからの彼の演奏が酷評される
  事が続いた時代が長かったのです。でも私は彼のバッハは神にとても近い気がして大好
  きです。

  その彼が本の中で書いています。「子供が一日の中で3時間も何時間もバイオリンばかり
  を弾いて過ごすことは愚かしいと。」子供は自分の意志でそんなに長く練習をしたいとは思
  わないはずだ、と。子どもなりの生活で培う経験も演奏には大事な表現力につながるから
  無用に長時間に練習を親が強制するべきではない。と、言うのが彼の持論です。

  私がバイオリンを習っていた先生も「1日に一回は必ずバイオリンを持つ癖をつけるのが
  いいのですよ。弾くのは5分でも10分でも。弾くことが楽しいと思う事の方が大切ですか
  ら。案外バイオリンケースを開けて、肩当を付けて、チューニングをする一連の行為が
  面倒だったりするんですよ、小さいうちはね。私もそうでしたよ〜。」って、愛らしい笑顔で
  屈託なく笑う先生の言葉を信じて、それ以来無理やりに練習に時間を費やす事に拘って
  いた私は本人と最低限度の1週間を通した練習ノルマを話し合い。1日10分の時もあれ
  ば、1時間の時(それ以上は絶対ないですけど^^;)もあるような練習を良しとしてきていま
  す。

  さすがにバンコクに来て中国系の先生(とってもスパルタ!!)からは練習の不足を指摘
  してもうちの娘がマイペースなので、「教材山盛り作戦」に打って出ました。
  
これを全て2日でワンクールでやってきなさい。と支持を受けましたが恐らく毎日それをこ
  なそうとすれば毎日4時間弾き続けても通り一遍のことしかできない量です。でも、娘は相
  変わらずマイペースに毎日60分の練習でそれをやっつけてしまいます。
  何気に見ていると、一回一回の集中力がものすごいのですね。それでも先生は2日でワン
  クールと妥協して下さっているのがわかります。先生は毎日それを10歳からずっとそのペ
  ースで練習をして来ているからと話して下さったので。彼女はそれでヨーロッパの音楽大
  学のフルスカラシップで留学をした人なのでした。

  話は娘に戻りますが、今では英語のプレッシャーにも負けずに黙々と先生のレッスンを受
  けています。上達も芳しいのはいつもよい指導者に恵まれてきたと言うこともあるかも知
  れません。

  そして私かといえば上達イコール時間ではないような気が今ではしています。それよりも
  「自分でバイオリンのケースを開けて弾き始める」気持ちを持つ事の方が大事だと思いま
  す。これはレイトスターターの方にもあてはまるはずです。

  余談ですが今の先生が「どうスパルタなのか」と言えば教材てんこもり以上にも、どんな学
  生コンチェルトでも
小曲でも必ず最初は初見で弾かせるというものです。最初は弾けるは
  ずもなくレッスン拒否児童になりかけたのですが、言葉がわからないからそれを逆手にと
  って何を言われても知らんぷりをする術を子供なりに覚えたのですね。そのうちに初見で
  も通り一遍では弾けるようになるんですね。子供は順応性が高いです。今では知らんぷり
  の術は必要ないようですので少しホッとしています。なんせ通訳は母の私ですから。^^;

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14. 弦の交換の仕方

     弦が家で練習中にいきなり切れたら自分で交換しなければいけない事もあるかも知
  れません。その時に最初は弦がいきなり切れるんじゃないかと、恐る恐る交換するんです
  よね。私は今でも切れて弦が飛んでくるんじゃないか・・と恐怖心からじっくりとペグを回し
  て張ります。

  バイオリンでもチェロでもそうでしょうが魂柱のある楽器は張り替える弦だけをはずしてき
  ちんとあらかたその場所の弦を張ってから次に張り替える弦を外します。一度に全部外す
  と魂柱の倒れやずれにつながるからです。また駒の位置もずらさないように張って行きま
  す。

  弦の先でバイオリンに傷がつかないように予め布で表板を保護しておくといいと思いま
  す。張る作業はまず、ボールの付いている方(もしくはループ)をテールピースの弦を固定
  するスリット部分に本体側にボールが来るように固定します。これはたまにスリットが細す
  ぎて弦の糸が巻いてある部分が入りずらいこともありますが慎重にテールピースが動かな
  いようにをゆっくりと弦を引っ張って見て下さい。それでも無理なら工房に持ち込むのがい 
  いでしょう。自分でホールを広げようとして細工をしてもしテールぴーすをわってしまったら
  交換しなければいけないからです。よく注意して下さい。

  ペグにいとをかませる時には私は細めの先が少しくの字に曲がっているピンセットを使い
  ます。慣れるまではプラスチック製のものを安全のために使っていました。糸穴から弦を
  1cmほど出して本体と反対方向にぺグを巻いていきます。慣れてくればこのあたりの作業
  で微調整をしながらペグの位置を調弦しやすい角度に整えることが理想ですがこれは弦
  がしばらく伸びる習性があるのでかなり難しいです。なので弦をお店で変えてもらう時には
  ペグの角度の調整を頼むといいです。良いお店では頼まなくてもそのようにしておいてくれ
  ます。

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15. 駒のチェックは小まめに。

     駒を削って薄くするという時には駒は基本的に指板側しか削りません。なので顔側は
  まっすぐに弦と表板に挟まれて垂直に立っている必要があります。
  それを傾けたままにしていると駒がいきなり倒れて、表板を破損する基にもなりかねませ
  ん。

  また、若い木を使った駒は十分に乾燥していないのでしなってしまうことも多いです。しな
  ったままにしているともう元のまっすぐな状態には戻せないので、駒を取り替えることにな
  ります。なので、駒のチェックはこまめにした方がいいのです。

  余談ですがよく乾燥された上質な駒(フランス駒、ベルギー駒)は品薄になっていると聞き
  ます。良い駒がある時に思い切って変えてしまうのも音質を上げると言われています。た
  だし工房できちんと変えてもらわなければいけません。駒にも加工が必要ですから。

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16. 分数楽器について。

      分数楽器のサイズはおおむねきまってはいるものの手の長さにより多少のバイオ
  リンの大きさにに対する前後はあります。おおよそは次の通りです。

バイオリンサイズ 

適応身長     

 1/16

 105cm以下

 1/10

 105cm〜110cm

 1/8

 110cm〜115cm

 1/4

 115cm〜125cm

 1/2

 125cm〜130cm

 3/4

 130cm〜145cm

 フルサイズ4/4

 145cm以上

  あくまでもこれは目安なので楽器の個体差によっても多少の大きさの違いもありますから
  選ぶ際には必ずきちんと持たせてもらってきめるのがよいです。とは言いましてもきちんと
  した上の表のようなサイズで作られている物は数万円のものはケースから出してはくれな
  い場合が多いのが現状なのでそのクラスの物は試し弾きも出来ないので感に頼らざるを
  得ないのが現状なのです。10万円以上のものであれば申し出れば試しにひかせてもらい
  ましょう。特に中古楽器は鳴りの良いものとそうでないものが分かれますから。

  うちは1/2までは国産のバイオリンを自分で用意したり先生からお借りしたりで賄ってきま
  した。先生からおかりした楽器は同じランクの同メイカー品よりも鳴りが良かったのは時間
  が木の乾燥を助けたのかも知れません。でも時間の経過に伴うペグの不都合など多少調
  整に出したりも必要ですが。

  余談ですがこの分数時代に高価なイタリア楽器やフランス楽器を使うならレンタルもいい
  かも知れません。なぜなら下取りに出して次を用意する場合は基本的に購入したお店で
  次のバイオリンを探す事になりますが、次のサイズやフルサイズで気に入ったものがある
  とは限らないからです。それにセールストークが上手いお店で買い続けたは良い物の他
  に持って行ったら引き取りもままならない事もあります。ぜひ楽器を買う時は分数であれ
  フルサイズの楽器在庫のチェックもして下さい。目利きのいる店で買うなら分数楽器の
  時から信頼で買い続けてコネクションを持つというのも一計なので。まずはお店選びが
  高価な楽器を買う場合は大切です。でも、以前読ん庄司さやかさんのコラムで彼女も分数
  楽器は国産の数万円の物を人からお借りしていました。と書かれていました。なので、余
  りウンチク深い方の言葉には惑わされないで自分のまず予算ありきで選ぶのが長く続け
  る秘訣かもしれません。バイオリンは弦の交換調整などでまだまだ他にお金がかかるか
  らです。

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17. バイオリン買い替え時に注意する事。

       バイオリンは分数からの買い替え以外でもセカンドバイオリンや自分の技術の向
  上に伴い買い替えが必要な事が多々あります。

  人によっては先生から買い替えを勧められるケース。それ以外にも自分で弾いていて物
  足りなくなり新しいバイオリンが欲しくなるケースも。そんな時はあせらずにじっくりと選ぶこ
  とをお勧めします。大体のお店では1週間程度貸出しをしてくれるので先生に弾いてみて
  もらったりして操作性を確認したり、というのは案外重要です。

  ネームバリューだけで判断するのも良くないし。買い替えを意識したらとにかく楽器やを見
  て回る事です。もし自分が決めている工房が良いものが入ってきているなら信頼してお任
  せするのもよいかとは思いますが、信頼できる工房に一任するときにも予算を伝えるのは
  必須です。たとえば音楽コンクールに出る為の楽器を探してるのかとか状況も伝えれば
  良いのです。かりにそんな値段では探せないと言われた場合は自分にバイオリンに対す
  るきちんとした物差しがなければ「そんな値段」が何を指すのか理解に苦しむ事にもなり
  かねないでしょう。色々見て音を聞いて回れば自分の中に価値にたいする基準ができると
  思うのです。

  また一番大事なことは目の前に提示されたバイオリンの細部が決められたサイズの範囲
  内であるかどうかという事です。これには後々ややこしい駒の位置設定などに関わってき
  てあまりにもサイズが違いいすぎて分数からの持ち替えの時に音のつぼが正比例しない
  ために弾く本人がとても苦労するという事です。また弦高が高すぎて弾きずらいという事も
  起こるかも知れません。適正なサイズは目の前で測ってもらって確認もできますので、特
  に古いバイオリンなどでは確認が必要かと思います。規格品はほとんど規格内でできてい
  るのでそういう問題はありませんが。

 ボディサイズ(指板を含まない本体の長さ):355mm±3mm

  ボディストップ(指板側のボディの端から左 f 字孔の内側の切り込みまで):195mm±2mm

 糸枕から(上駒の始まり)指板側のボディの端まで:130mm±5mm

 おおよそこの範囲内であれば多少大きめに見えてもいびつでない限り最低限度の条件は
 満たしています。ただ裏板の割れはどんなにイタリアの良い楽器であれ評価額は大きく下
 がるので最低限度チェックはして下さい。表板側板であっても直し方がいびつであったりす
 るのは売り手に意見を求めてみて下さい。後々トラブルの時に「あの時あなたが太鼓判を
 押したのだ」と言えるためにも必要でしょう。

 これがすべてではありませんので他にもチェックポイントはあるのですが、あとは先生によく
 音を聞いてもらって判断して下さい。高額なものを買う時にはやはり三者の意見も聞くよう
 にした方がいいですね。そして自分の音を聴く耳を養っておく。
お金を払うのはあなたなので
 すから。

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18. 良い弓と不都合な弓。

     弓選びは実は重要で、バイオリンの良し悪しと同じか、もしくは技術の習得に目を向
  ければ良い弓を小さい時から持つ事が出来る人は幸せかも知れません。

  以前先生からイタリア製のバイオリンをお借りして発表会に出た事がありました。そこに
  バイオリンと一緒に納まっていた弓ももちろん高価なものです。しかし、娘はその弓は
  使いずらいと言い出しまして申し訳ないのですが弓だけ国産の弓メーカーの物に替えたこ
  とがありました。娘いわく「棒っきれみたい」って言ったんです。お借りした当初にそう言っ
  たのですが、幼稚園生ですから半信半疑にいつも弓の張り替えをお願いする方に診ても
  らったら「確かに反り直しをしなければ使えないけど、弓は消耗品だから反り直ししても使
  えない可能性があるなあ」と言われてしまったんです。小まめにそり直しをしている弓なら
  いいらしいのですがこれは結構重症らしく諦めて弓を買ったのです。

  ある程度弾いている方なら「弾きずらい」とか「コントロールが取りずらい」という事で操作
  性が分かるはずです。また、弓はAさんには弾きやすいけどB
さんにはそれほどいい評価
  がなされないという事もあります。でもそれはかなり高度な弾き分けだと思うので、自分で
  分からなければ先生や友人で弾く方がいたら見てもらって意見を求めるのも良いと思いま
  す。

  ただしものすごく高価なものの中にも寿命でへたりが来ているものもあればそれほど高価
  でないのに操作性が良い物もあります。私の先生も娘が長く習った先生もどちらもメイン
  の弓は60万円ほどの物を使っていらっしゃいます。どちらも操作性も良いとの事で音も良
  いものでした。なので初心者の方が無理して何十万もするものを買う必要はないと私は
  思っています。先生はお二人ともプロとして活躍していらっしゃる方です。

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19. 高額なイタリアンバイオリンを使わないと上達しないの?

      イタリアンバイオリンはプロでもアマチュアでも本当に憧れますよね。私もその一人
  です。でも、あまりに高額で取引されている現実に一抜けたって自分では線引きをしてい
  ます。

  一度「パート18」でも書きましたが、うちの娘はイタリアンバイオリンをお借りした事があり
  ましたがその時に思ったのです。イタリアのそこそこの楽器を使うならドイツのもので十分
  イタリアの高価なものは自分で買うものじゃなくて人に貸してもらうもの!って娘に話しまし
  た。つまりそれほどに頑張った人だけが本当のイタリアンバイオリンというに相応しい物
  を弾く事が出来るのだと自覚したんです。だから、私が持っている2丁のバイオリンはどち
  らも丁寧に作られたドイツ製です。娘は今は3/4サイズを弾いていますがとても精巧につく
  られた中国製のストラドのコピーを弾いています。とても甘美に響くので周りからは好評で
  す。ただ残念ながらパワーがいま一つと言えなくはありませんがセットで6万円なのでパワ
  ー不足とは言っても現時点では充分でしょう。

  イタリアのクレモナ地方のバイオリン産業は1800年代に廃れていた物が復活しました。
  その陰にはドイツとイタリアの国境地域のドイツの方が細細と作り伝えて来た技術を再導
  入したと聞きます。だから150年前や100年前のミッテンバルトあたりのバイオリンにきち
  んと作られた物があると評価されるのはそういうところからなのだそうです。でもやはりそ
  うは言ってもドイツ物でもピンキリなのはイタリア物と同じです。

  本当に高価なバイオリンを買う場合は贋作もあるという事も頭に置いて買う場合はきちん
  と確認することも大切です。確認するという事は失礼な事ではありません。こちらが失礼の
  ないように聞くのであれば、その対応によってはお店や工房の品位も見えるからです。

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20. バイオリンのメンテナンスって何?

         よく「バイオリンをメンテナンスに出す」とか「調整にだす」って言葉を聞くと思います
  が、 そういう場合はどういう事をしてもらうのか?と思う方いますか?私は最初どういう時
  に工房に持って行ったらいいかわかりませんでした。

  そんな時私の先生から 弓の毛は最低でも半年から1年に1回は交換しましょうね、って言
  われました。

  先生は毎日3〜4時間は最低でも弾くので2か月に1回は交換するそうです。
  その時に「バイオリンにニカワの剥がれがないかとか魂柱の状態、指板の反りの状態」を
  中心に時には上駒(ナット)の溝の削れや駒の状態、弓の反りの状態なんかも一緒に診て
  もらうと伺い、「調整に出す」というのはこういう事を指すのだなと気付きました。
  実際100歳を越すおじいさんバイオリン(ドイツ製)は指板の軽いねじれが見つかり直しま
  した。また、ナットの溝が深く弦を弓で鳴らすと弦が指板い接触して「ビビり音」も出ている
  ことがわかりました。

  新しい楽器でも調整不足で売られてしまう場合があるようで娘の中国製のバイオリンは新
  しいのにも関わらずナットの端の指板に弦が下りる場所あたりの加工が完全ではなくて弦
  がAとD線で切れやすかったのですがこれもバンコクに来てから工房に持って行って初め
  て分かりました。バンコクはあまり良い工房がないので良い職人さんに当たりラッキーでし
  た。

  またペグの状態が滑りが悪い時にペグソープなどを使ってもやはりうまく回らないとか反
  対にチョークや2Bの鉛筆のシンを使っても滑りが止まらないなんて時にも工房に相談して
  みるのがいいですよ。えてして工房の方はあまり愛そうが良い人ばかりとは限りませんが
  常日頃から弓の張り替えなどでお邪魔しているうちに相談しやすくなるかも知れません
  よ。

  また常日頃からバイオリンを弾き終わったら柔らかい布でバイオリンに付いた汗をふき取
  って置く。バイオリン本体や弦の下や弓竿部分の松脂をふき取る、弦の松脂を柔らかい
  何度か洗ったガーゼのようなものでふき取る。などお手入れは欠かさないで下さいね。そ
  の際間違っても弓毛を布で拭いたりしてはだめです。

  松脂を拭いた布で本体を拭くとニスに良くないので布は別に用意して下さいね。また、弦
  の弓毛が当たる部分や弓毛を素手で触らない様にしましょう。指の油が付いてしまい上手
  く弓毛が弦に密着しなくなるからです。
  

  バイオリンはこういうこまめな世話に応えてくれる楽器だと私は思います。お互い頑張りま
  しょう。^^!

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© 2009 親子でバイオリンどっとジェイピー